本記事は、カプコンから発売された『デビルメイクライ5(DMC5)』のレビュー記事になります。
デビルメイクライシリーズはダークな世界観とスタイリッシュな戦闘が人気のアクションゲーム。
そんな人気シリーズに前作から10年ぶりとなるナンバリングタイトルの新作が出たとあって、DMCファンの方やシリーズ未プレイの方は購入しようか迷っていると思います。

・DMC5ってどんなゲームなんだろう?
・シリーズ未プレイだけど楽しめる?
・良いポイント・悪いポイントを知りたい!
そんな方に向けて、本記事では『デビルメイクライ5』のレビュー・ゲーム内容・魅力をご紹介していきます。
プレイ時間 | 70 時間 |
発売元 | カプコン |
発売日 | 2019年3月8日 |
価格 | 8580円+税 |
ジャンル | スタイリッシュアクション |
プレイ人数 | 1~3人 |
目次
デビルメイクライ5とは?ゲーム内容を紹介!
デビルメイクライシリーズとは?

デビルメイクライシリーズは爽快なコンボを決めて数多の悪魔を倒すスタイリッシュアクションゲーム。
コンボは比較的簡単な操作で繰り出す事ができ、様々な技を組み入れた際の派手なアクションはカッコよさと爽快さを倍増させてくれます。
アクション要素だけでなく、デビルハンターとして悪魔を倒すストーリーや二丁拳銃、大剣といったかっちょいい武器、半魔人化といった「中二要素満載」の世界観も魅力の1つ。
本作はそんなデビルメイクライシリーズの5作目に位置しており、前作『デビルメイクライ4』から約10年ぶりのナンバリング新作になります。
ゲームシステム
デビルメイクライのゲームシステムは、前作の新要素を削除してまた違った要素を追加するなど、毎度様々な試行錯誤がなされているのが特徴。
今作でも新要素や過去に実装されていた要素の復活により程よく調整され、前作よりさらにパワーアップしています。
シリーズの最大の特徴ともいえるスタイリッシュランクは高ランク獲得時の「効果音の追加」で更にかっこよく!


スタイリッシュランクはミスなくコンボを決めたり挑発などの華麗なプレイングによって評価が上がっていくよ
他にも悪魔の力を借りて魔人化する「デビルトリガー」、マップの各地に隠されている「シークレットミッション」、クリア後に追加される「超激ムズ難易度」などのシステムはそのまま。
無料ダウンロードコンテンツでミニゲーム「ブラッディパレス」も遊べますよ。

今作の新要素としては「シェアードシングルプレイ」が追加されています。
このシステムは共闘ミッション時に、見知らぬ人と一時的に共闘プレイができるオンライン要素。
一期一会の出会いになりますが嬉しいオンライン要素ですね。


デビルメイクライ2で実装されていた「真魔人化」もアレンジが加わって復活!
ストーリーとキャラクター
本作の主人公はネロ・ダンテ・Vの3人が存在しそれぞれ戦闘スタイルが異なります。
キャラクター達は実際の人物をモデルにしており、クールなキャラや中二くさいキャラなどそれぞれが非常に個性的なため魅かれていくこと間違いなしです!
ネロ

ネロはデビルメイクライ4で初登場したダンテの甥。
ストーリー始まりの流れとしては、
前作の「魔剣教団事件」から数年後、移動式便利屋「Devil May Cry」で悪魔退治を生業としていたが、大悪魔ユリゼンに襲われて悪魔の右腕と闇魔刀を奪われてしまう。
その後、地方都市レッドグレイブ市に突如として現れた魔界樹「クリフォト」に居座るユリゼンに挑むが敗北。
辛うじて生き延びたネロは、武器職人「ニコ」の力を借りて対悪魔用の義手「デビルブレイカー」を手に入れ、再度ユリゼンとの決着をつけに向かう。
ってな感じですね。
前作未プレイの方は「そもそもネロって誰?」と思うかもしれません。バージルの子でスパーダの血族ってことだけ覚えとけば問題ないと思います(笑)
ネロの戦闘は、機動剣「レッドクイーン」と連装銃「ブルーローズ」といった武器と多様なデビルブレイカーを差し替えながら戦うスタイル。
ダンテ

ダンテは悪魔と人間の間に生まれたハーフでシリーズお馴染みの主人公。
「Devil May Cry」という名の便利屋を営み、過去に何度も悪魔を退治してきた伝説のデビルハンターでもあります。
今作では謎の男「V」から魔王ユリゼンの討伐依頼をうけ、レッドグレイブ市に根を張る魔界樹「クリフォト」に向かいます。
ダンテは様々な武器やスタイルを瞬時に切り替えながら戦うのが特徴。
これまでのシリーズで愛用していた武器はもちろんのこと、バイクの形状をした武器も存在します。
V(ブイ)

Vは杖と詩集を携え、全身にタトゥーを入れた長髪の青年。
ダンテに魔王ユリゼンの討伐を依頼した人物だが、Vが魔王討伐を目論む理由は不明。
何かあると必ず詩を読み始めるクセや独特な喋り方、戦闘スタイルまでの全てが中二病全開のキャラでしたね(笑)
V自身は戦闘能力がほとんどないため、3体の使い魔を駆使して戦います。
デビルメイクライ5の魅力
ここでは、デビルメイクライ5の魅力を3つ紹介しています。
①爽快なスタイリッシュアクション

デビルメイクライといえば「かっこいい」を突き詰めたスタイリッシュアクションですよね?
今作でもその点において申し分なし!
それどころか実写レベルのグラフィックとコンボを繋げた際の快感が最高すぎて100点満点中120点を上げたくなる程の素晴らしい出来です。
例えばネロは、複数のデビルブレイカーを差し替えながら戦えるためボス戦や厄介な敵との戦闘でかなり有効でしたね。
時間を遅らせる空間を作り出す「ラグタイム」と衝撃波を放って敵の攻撃を相殺したり機動力をあげれる「ガーベラ」は使い勝手が良すぎて頻繁に使っていました。

デビルブレイカーの基本機能である「ワイヤースナッチ」を使えば、技を繰り出した後に離れてしまった敵を引き寄せてコンボを繋げることも。
中には「コンボの練習中だけどアクションを楽しみたい!」、「ストーリー優先だからコンボとかはちょっと……」という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、ボタンを連続入力してるだけで多彩なコンボを繋げてれる「オートマチックアシスト」を使って手軽に爽快アクションを楽しむのがオススメです!

技やコンボの練習をしたい時は、練習モード「VOID」を使おう!
②テンション爆上げBGM
デビルメイクライにおいてテンションの上がるBGMは戦闘での楽しさをより一層盛り上げ、感情を揺さぶってくれる重要な要素です。
今作のBGMはキャラクターごとにネロ戦闘曲、ダンテ戦闘曲、V戦闘曲が存在し、それぞれのキャラのイメージに合った曲に仕上がっています。
筆者はミュージックビデオで先行配信されていたネロ戦闘曲「Devil Triger」を初めて聴いた時は鳥肌が立ちましたね。
何度も脳内再生されること間違いなしの良曲です!
オリジナル・サウンドトラックも発売されているんですが、全136曲でCD5枚組という大ボリューム。
戦闘を盛り上げるボーカルトラックも複数収録されているので、デビルメイクライ5の音楽が気に入った方におすすめです。
③こんなデカいヤツ倒せんの!?大迫力のボス戦

ミッションの最後に待ち受けているボスは凶悪でデカいヤツらばかり。
大悪魔ユリゼンをメインに置き、その他にも触手みたいで気持ち悪い悪魔など多種多様に何体も出てきます。
過去に戦ったアンジェロシリーズの別個体やケルベロス族の王といったシリーズファンに嬉しいボスも登場しますよ。
筆者は、頭が3つある魔術師と怪鳥が合体した悪魔「マルファス」、意味不明でめっちゃ強かったけど好きでした。
マルファスにビビるV君は必見……

ボスは基本的にでかいヤツらばかりで、激しいバトル演出が入ることもしばしば。
序盤に戦うゴリアテなんかは車も街もゴミみたいな扱いで豪快にぶっこわすので、ド派手な悪魔退治をとことん楽しめます。
またボス戦時の音楽とキャラクターのかっこいいセリフもgood!
ボスごとに不気味なソングやアップテンポのノリノリソングなどそれぞれに異なる音楽が、ボス戦を大いに盛り上げて戦闘の楽しさをまた一つ深めてくれます。
特にニーズヘッグ戦のBGMとラスボス戦のBGMは個人的神曲でした。
ボス遭遇時のネロやダンテの喧嘩腰な台詞もさすがデビルハンターといわんばかりの余裕っぷり。
ダンテなんてキングケルベロスに対して「わん公」呼ばわりですよ!?かっこよすぎて心の中で「ダンテいいぞっ!もっと挑発しろ!」と自然に叫びましたね(笑)

デビルメイクライ5の不満点
デビルメイクライ5の不満点は以下の2つ。
- トロコンが難しすぎる
- バージル、レディ、トリッシュとかも使いたかった
デビルメイクライ5のトロフィーには「こんなん一般ピーポーには無理に決まってんだろっ!」て感じのヤバいトロフィーがあるんです……
それはゴールドトロフィー「文句なしの偉業」。このトロフィー内容は「全ミッションを全ての難易度でSランク獲得してクリアする」というもの。
「頑張ればいけるんじゃない?」と思う方もいると思います。
ですが最高難易度のHELL AND HELLは一度でもダメージを受ければ死んでしまうモードなのでSランク取るどころかクリアすら危うい。
道中はなんとかなってもボス戦が究極の死にゲー状態でした……
外国の方の動画で、人間業とは思えないコンボを繋げているのをよく見るので「あ~このくらい凄いコンボが出来る人なら取れるんだなぁ」と謎に納得してトロコンは諦めています(笑)
最後にバージル、レディ、トリッシュといったデビルメイクライシリーズでお馴染みのキャラが使えないのも不満でしたね。
前作では「special edition」で3人とも操作できるようになったので、恐らく今作でもそのうち追加されるんじゃないかなぁと半分期待もしています。
まとめ
デビルメイクライ5は、実写レベルのグラフィック、爽快なスタイリッシュアクション、テンション爆上げBGMなど全てにおいて完璧といっていいでしょう!
アクションゲームが苦手な人にも「オートマチックアシスト」があるため手軽に爽快アクションを楽しめる仕様になっています。
またデビルメイクライシリーズをプレイした事がない方はストーリーにおいて「このキャラクター誰?」と思うかもしれません。
ですがゲーム内に「HISTORY OF DMC」というデビルメイクライの歴史を紹介する映像もしっかり用意されているめその心配はないですよ。

個人的にはデビルメイクライの世界観が気になる方には絶対おすすめしたい作品です。クールな中二を味わえます!
デビルメイクライ5はこんな人にオススメ
- かっこいい技を決めて爽快感を味わいたい
- テンション上がるBGMを聴きながらアクションゲームをしたい
- デビルメイクライの世界観が好き(シリーズ未プレイの方でも)